02オーストラリアンギター輸入プロジェクト

オーストラリア移住のために現地で会社をつくりたい。日本にギターを輸入するプロジェクトです。

2010年6月 9日 (水)

オーストラリアギター職人発掘の旅

5月12日~5月18日のケアンズの旅から帰ってきてたったの2日後ですが…。

今度はメルボルンにギター職人発掘の旅に出かけます!

「なんでこんなに強行軍なの??」って、自分で立てた計画ですが…。

実は、Jet Star航空の片道4,400円キャンペーンにつられて、妻と私の両親を連れて旅行を計画してしまったあとに、メルボルンギターメーカーズフェスティバルを知ってしまったのです…。

でもこういう無茶な計画、意外に好きです!
(そういえば今のお米の仕事を始めた時もこんな感じでした…笑)

【1日目】
成田5月21日(金)20時55分出発、メルボルン5月22日(土)14時到着。

成田から17時間かかってメルボルンに到着。
メルボルンは直行便なら10時間ほどですが、ジェットスター航空はメルボルン直行便がありません。Rimg0032

通常は、ゴールドコーストを経由し14時間ほどで着くのですが
今回は閑散期のためか、ケアンズ経由で17時間。

乗り継ぎのケアンズでは、5時間ほど待つことに…。

それでも片道30,000円程度でメルボルンに行けるのですから
ジェットスターはこの割安感が魅力です。

17時間はちょっと長いけど、飛行機に乗りっぱなしより、1度くらい経由があったほうが体が楽かもしれません。Rimg0044

メルボルン空港には通訳兼ドライバーを引き受けてくれたGoGoToursの上田さんが迎えに来てくれました。

そのまま上田さんの車で、メルボルンギターフェスティバル会場のアボッツフォード修道院へ。3時すぎ会場到着。 

メルボルンギターフェスティバルには、14人もの腕利きギター職人が出展しており、2ヶ月前に知り合ったギター職人のジャックスピラが、仲間のギター職人を一人一人紹介してくれました。Rimg0065

どの方もそれぞれ、まったく違う作風と個性があります。
駆け足で11人のギター職人と挨拶を交わし、名刺交換をしたら、あっという間にフェスティバル終了時間の5時半に。

そして夜7時半から、同会場でコンサートがあるというので、急いでホテルのチェックインと食事を済ませて、再度、会場に行くことにしました。

宿泊は、サマセットオンエリザベスというコンドミニアムに。
コンドミニアムといっても、レセプションも24時間やっているし、部屋の掃除もしてくれるし、かなりホテルに近い感じ。

でも洗濯機もあるし、キッチンもあるし、やっぱりコンドミニアムなんですね。Rimg0124

食事は、前回来たときに気に入った日本食レストラン「将軍」が近くにあったので、そこで済ませてまた会場に向かいました。

コンサートはとてもほのぼのした感じのアコースティックコンサート。
ギター職人さんは、元プレイヤーだったという人が結構多く、先ほど挨拶を交わしたギター職人さんが演奏しているところでした。

数曲ずつ交代で演奏しますが、みんなとても上手。Rimg0131

ギター職人さんの顧客であるプロのギタリストも出演しているようです。

コンサートは7時半から11時までということでしたが、17時間の飛行機の長旅で疲れ果てて、残念ですが15分ほど演奏を聴いて帰ってきました。

ぜひまた来年来るときは、コンサート最後まで見たいものです。

ホテルで一杯飲んで、早めに就寝。

【2日目】
5月23日(日)
メルボルンギターフェスティバル2日目。Rimg0176
11時すぎに会場に到着して、昨日、挨拶できなかったギター職人さん3人と名刺交換しました。

そしてそれぞれ個性のある14人のギターを片っ端からチェック。
スティール弦のアコースティックギターをメインに作る人が多いですが、日本の楽器店ではあまり見かけることのないラップスティールギターを作る人も意外に多いです。

あとはガット弦のクラシックギター、アーチトップのジャズギターやセミアコなどもありました。

びっくりしたのは10弦ギターとか、28弦ギターなどなど。どうやって弾くんだ、これ?
もっとじっくり音を聴いたり話を聴きたいところですが、あっという間に5時間が経過。
4時半過ぎにホテルに退散。

たくさんのギター職人に会えて、本当に有意義な時間でした。Rimg0249

そういえば、15年前に東北の有機農家を訪ねたときもこんなワクワク感がありました。
考えてみれば僕の場合、国内か、海外かの違いだけで、起業の際には同じ手順を踏んでいるみたいな気がします。

ギター職人もある意味、お米農家とのお付き合いととても似たところがある気がします

そして夜は、またまた日本食、炭火焼レストラン「将」へ。
メニューに「蛤」とあったので「はまぐりだ!」って喜んで注文したら、なぜかアサリが出てきました…。
…が、これがとてもおいしかった!

「オーストラリアへまで来て何で現地の料理を食べないの?」と言われそうですが、肉や油っこいものばかりばっかり食べていると嫌になるし、旅の疲れやストレスを日本食で和らげているという感じでしょうか?

メルボルンの日本食レストラン事情には、だいぶ詳しくなった気がします。

【3日目】5月24日(月)Rimg0619
ジャックスピラの工房へ。
ジャックスピラの自宅兼工房は、メルボルン市内から車で1時間ほどの郊外にあります。郊外とはいっても砂利道を走り、放牧された羊を傍らに眺めながら向かう田舎の風情漂う場所。

ここを訪ねるのは2ヶ月前の今年3月以来、2度目。
11時の約束でしたが、ちょっと道に迷って11時半到着。

メルボルンギターフェスティバルを手伝いに来たというジャックのご両親と、昨日ジャックが紹介してくれたギター職人のデビットさんが、お茶菓子を用意して、僕らを温かく出迎えてくれました。Rimg0623

さすがに2度目の訪問になると、ずいぶん打ち解けた感じ…。

南半球にこうした素晴らしい知人ができるなんて、本当に嬉しいことです。

僕らにとっても超エキサイティングな時間ですが、ジャックのお父さんも、日本からわざわざ来てくれた客人だと興奮してか、雑談風景の写真を取りまくっています。Rimg0586

そして今回のミッションは、ジャックスピラのギターを持ち帰ること。

フェスティバルに展示したギター3本のうち、1本はサンプルとして用意できるよとの提案を先にメールでもらっていたのでした。

ギターを輸入するにしても見本がなければ営業をすることもできないので、ジャックスピラの提案は、まさしく渡りに船といったところですが、気になるのはその価格。Rimg0594

職人がすべて手作業で作ったカスタムメイドのギターですから、現地価格でも最低で3,000ドル(約25万円)以上はするものです。

はたして、いくら位でわけてもらえるのかドキドキしながら「How Much?」と訪ねたら、「代金はいらないよ!」というのです。

「えーっ、そんなわけにはーーー。それはいくらなんでも申し訳ない…。」

Rimg058515分ほどの話し合いの末、保証金として500ドルをジャックに預けて、一時預かりということにしました。

しかしそこまで信用してくれるなんて、本当に嬉しいことです。
期待に応えられるよう頑張らないとね!

そしてこの1本を選んできました。

Rimg0054

ギターのサイドとバックには、ココボロという珍しい木目の木が使われています。
特徴は、このツートンカラー。

これは2種類の木を合わせているのではなく、天然でこういう模様の一枚板なのだそうです。

通訳の上田さんが「ここにはポッサムがいますか?」と聞くと、ジャックは「ポッサムだけじゃなく、床下には野生のウォンバットが住みついているよ。」といって、床下のウォンバットの穴を見せてくれました。

ジャック曰く「夜になるとのそのそと出てくるんだけど、とても可愛いんだよ!でもウォンバットは深く穴を掘るから家が傾いちゃうかも…。」Rimg0603_3 

大自然の中のウォンバットハウスに住み、ギターを作るジャックの生活が、何だかとてもうらやましく感じました。

でも冬は寒いらしいし、賑やかなところに馴れている僕には同じ生活は無理かなあ…。

そして、午後2時頃、念願のサンプルギターを抱えてジャックの家を後にしました。

ちょっと早めにホテルに帰ったので、一休みしてメルボルン市内散策。

ちょっと歴史の感じられるアーケード商店街を見たあと、現地の楽器店視察。
オーストラリアの大手楽器店アランズミュージックです。Rimg0664
前回メルボルンに来たときは閉店時間に間に合わず、視察できませんでした。
(オーストラリアの小売店は、ほとんどが5時か6時頃に閉店してしまいます。日本では考えられないですね。)

オーストラリア最大のギターメーカー、メイトンギターがいっぱい。
メイトンギターは、トミーエマニュエルというギタリストが使っていて注目されるようになったギターで、最近日本にも輸入されています。
しかし、このシンプルで素朴すぎるデザインはどうなのかなあ…。(個人的にはちょっとチープに感じます…。)

そして夜は、街中に混んでいる中華料理店があったので入ってみました。Rimg0677
メルボルン市内には中華街もありますが、それ以外のところにも世界中のいろいろな料理店がいっぱいあり、歩いている人種も様々です。

ラーメンは麺がうどんみたいで期待していたものとちょっと違ってしまいましたが、ショウロンポウが絶品でした!チャーハンもなかなか。

そして部屋に戻ってギターを試奏。
そしたらAの音とDの音の時のハーモニクスが今までに感じたことないほど、残響するので、ビックリ!
こんなに残響があるというのは、それだけ胴が鳴っているということだと思いますが、僕自身が体験したことのない響きで、調整が必要なものか否かを確認するため、明日、再度ジャックに会うことにしました。

【4日目】5月25日(火)Rimg0694
午前10時30分、約束通りの時間ピッタリに、ジャックスピラが片手に工具箱、片手にもう一本のサンプルギターを抱えて僕らの宿泊するコンドミニアムを訪ねてきてくれました。

本当はこちらからジャックの工房に出向くと言ったのですが、申し訳ないからとわざわざ訪ねてきてくれたのです。

オーストラリア人は一般的に時間にルーズだと聞いてましたが、ジャックはそうしたオーストラリア人のイメージとはちょっと違って、とても紳士で配慮のある人です。
こういう人だからこそ、良いギター職人になれるのでしょう。

私の経験上、お米農家は大雑把な人より繊細で研究熱心な人のほうが良いお米を作りますが、ギター職人も同じだと私は感じています。

ジャックはきっとお米農家になっても良いお米を作る人だと思います。(変なたとえですが…笑)

急なアポイントだったため、通訳の上田さんが立ち会えない時間で、妻と2人でアワアワしながら片言英語で、ジャックとコミュニケーション…。Rimg0696

言葉は100%通じなくても、何となく楽しい感じの空気です。

そして上田さんに電話越しに通訳をしてもらいながら、早速、ジャックに音のチェックをしてもらいました。

ジャックの説明ではやはり、倍音が胴の響きでよく聞こえる現象のようです。

もう1本のサンプルのほうはBの音の方が、倍音がよく聞こえます。

これまで自分が弾いたギターでこうした音を感じたことがなかったので、ちょっと神経質になってしまったのですが、ジャックには、「日本人はこうしたところが気になるというのがとても興味深い!」と言われてしまいました…。(笑)
(これまで僕が弾いてきたギターは、それだけ響かなかったということなんでしょうねぇ…。)

ジャックは「今日持ってきたギターとどちらでも好きな方を持って行っていいよ」と言ってくれましたが、やはり昨日選んだココボロという変わった木目のギターの方を、持って帰ることにしました。Rimg0721

ジャック、ありがとう!

そして11時過ぎにジャックを見送った後、スリフティレンタカーへ。

最終日、半日開いたので、レンタカーでバララットへ行ってみることにしました。

Rimg0770メルボルンから車で1時間30分くらいのところです。
郊外に出たら、珍しく濃い霧。ハイウェイの傍らにはあちこちに羊や牛が放牧されています。

ちなみにメルボルンは、ゴールドラッシュがあって栄えたという歴史があるそうです。
その金の採掘で涌いた町がバララットだそうで、ゴールドラッシュ当時の町を再現したテーマパークがあります。

日本の日光江戸村みたいな感じですかね…。Rimg0800

8万ドルの金塊を作る工程を見せてくれたりします。

小1時間ほど見学してメルボルンへとんぼ返り。
レンタカー屋さんも6時に閉店してしまうのです。

5時30分過ぎにスリフティレンタカーに到着。
ぎりぎりセーフで良かったあ…。

夕食は、またまた日本食レストランへ。
メルボルンで一番最初に出来たという日本食レストラン「KUNI」へ行きました。

Rimg0821 他の日本食レストランより、ちょっと豪華な感じ。
値段も他よりちょっとお高いです。

でも本当の日本食に一番近い感じがしました。

オーストラリアでは、中国人や韓国人が経営する日本食レストランもいっぱいあるそうな…。
日本人からすると、ちょっとメニューが変だったり、変わった取り合わせだったりで、「どうりで!」といったお店が結構あるので面白いです。

【最終日5日目】5月26日(水)Rimg0828
朝3時30分起床。
通訳兼ドライバーを引き受けてくれたGoGoToursの上田さんが、4時半前にホテルにお迎えに来てくれました。

メルボルン発の飛行機はAM6:00発。ゴールドコースト経由で日本に帰ります。

そういえば前回来た時は、ゴールドコーストとメルボルンに1時間の時差がありましたが、なぜか今回は時差がありませんでした。Rimg0831

なぜ??
上田さんに聞いてみたら、メルボルンにはサマータイムがあるのだそうです。
サマータイムの始まりと終わりには、メルボルンの市民はみんな時計を1時間ずらすのだそうです。
だから、サマータイムの始まりと終わりの日には、出勤の時間を間違える人が結構いるそうです。
ある日を境に、時間が1時間変わるなんてとっても不思議ですねぇ…。

さてさてジャックスピラから預かった大事なギターをどうやって持ち帰ろうと悩んでおりましたが、上田さんのサポートで、無事、Fragile(こわれ物)扱いで預けることが出来ました。
Special Baggage(こわれ物扱い)は、費用がかかるのかと思いきや、タダでやってくれるんですね。
初めて知りました…。Rimg0846

ゴールドコーストAM8:00着。

ここで荷物を受け取り、国内線から国際線に乗り換えます。

肝心のこわれ物扱いのギターは、どこから出てくるのかわからず、しばらく待っても出てこないので、聞いてみたら奥のHeavy Baggageのところに、ポツンと置き去りになっていました…。
一般の人も普通に行き来しているロビーなので、ずいぶんおおらか(すぎる!)だなあと思いました。

待ち時間は、ゴールドコースト空港でしばし、おみやげなどを買ったりお茶したりしてひと休み。
この時間が意外に好きです。

AM10:50成田へ向けて離陸。Rimg0854

帰りは、ずっと日中なので、外の景色がいいんですね!
窓の下には、グレートバリアリーフのサンゴ礁がよく見えます。

成田では、Special Baggageも、他の荷物と一緒のところで受け取れて一安心。

税関では「商品サンプル」での申告、初めての経験でした。

税関の人:「インボイスはありますか?」

私:「ありません!」(キッパリ。…インボイスって何だ?)

税関の人:「価格はA$500って書いてありますが、間違いありませんか?」

私:「これはサンプルで預かった物で、保証金としてA$500預けてきたんです。」

税関の人:「それでは、本来はもっと高価なものなんですね。」

私:「ハイ!」Rimg0861

税関の人:「申し訳ありませんが、税金がかかりますのでこちらでお支払いいただくことになります。」

私:「えっ!?ギターには税金はかからないって聞いたんですが…。」

税関の人:「関税はかからないですが、消費税がかかるんです。」

私:「商品はいずれお返しするもので、預けた保証金でもかかるんですか?」

税関の人:「申し訳ありませんが、本来ならば、商品の本来の価格に対しての消費税がかかるものなんです。」

ということで、A$500に対しての消費税を換算してもらい、すぐ近くの窓口で2,200円を支払いました。
当然のことながら、税関では、その商品を返却するところまでは追跡できないし、考えてみれば当然のことですよね。
もしかして調べれば、返品等で税金が戻る制度もあるかもしれませんね。

またひとつ勉強になりました!Rimg0862

そんなわけで、帰りはいつものゴーゴーパーキングで車に乗り換え無事帰宅。

メルボルン、ギター探しの旅はとても充実したものになりました!

早く、素晴らしいオーストラリアのギターを日本のギタリストに紹介したいものです。

2010年3月15日 (月)

オーストラリア移住計画の旅【6日目・最大のミッション!】3人のギター職人と商談。

今回のオーストラリア移住計画の旅、最大のミッション。

今日1日で3人のギター職人と会う計画です!

メルボルンから、車で1時間ほど郊外に向けて走ると自然がいっぱい。

丘陵地帯に入ると、道路も舗装されていない田舎道です。

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一人目のギター職人は、今回一番会ってみたかったジャックスピラ氏です。

彼のギターデザインが、気になっています…。

こんな大草原の中に彼の工房はありました!

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ジャックスピラ氏は、とても温厚で、優しい感じの人でした。

独自のブレイシングとサウンドの違いを説明してくれています。

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工具がいっぱい。

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さっそく試奏。うーん、良く鳴っている!!

低音もこもらず、すごく響くし、良い感じ…。

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2台試奏させてもらい1台はとてもきらびやかな音、

もう1台はまったく違う感じのずっしりした音でした。

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そのサウンドの違いは、ボディを支える枠木にあるそうです。

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デザインセンスもいいし、とても気に入りました、ジャックスピラのギター!

条件等も話し合い、無事、商談成立。

手づくりのため、年間20台程度しか作れないそうですが…。

こちらも1日も早く、日本のギタリストに届けられるよう頑張ります!!

Sany0481

とっても素敵な、大草原の小さな家でギターを作り続けるジャックスピラさんでした。

さてさて次も、山小屋のギター職人さんを訪ねます。

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とっても明るく、気さくなティムキルさんは、もともと「Tenpenny Joke」という

ハードロックバンドのベーシスト。

海外ツアーなどもしていたというから、なかなかすごいバンドなんですね。

YouTubeで検索すると、プロモーションビデオ付きの演奏動画がいっぱい出てきます。

今は、バンドを辞めて、山小屋でギターを作っています。

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左腕に、刺青がありますが、ヤクザ屋さんではありません。(当たり前か…。)

ティムキルさんは、アコースティック、ソリッド、アーチトップといろいろ作りますが、

一番得意なのは、アコースティックスライドギターのようです。

これは、横に寝かせて、ボトルネックというものを使って演奏します。

昔のアコースティック・ブルースなどの音楽で使うギターです。

Sany0492

ティムキルさんのロック魂なのか、斬新なアイディアの

ギター作りを目指しているみたいです…。

庭の物干しにぶら下がっていたギター、オブジェみたいな飾りものだと思っていたら、

只今制作中、ティムキルさんご自慢のサビサビギター。

表面に金属を塗装をして、自然のサビが出るのを待っているのだとか…。

ネックも、青い紙をはがすと銀色の金属製。

でも音は、普通の木材のギターと同じように良い音が出るそうなんです。

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ティムキルさんは、世界のいろいろな弦楽器を集めるのが趣味のようです。

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去年は、山火事で2回ほど避難したそうですが、

それでもティムキルさんは、山小屋での暮らしが気に入っているようです。

そして最後、3人目のギター職人さんに会いに、メルボルンの市街地に向かいます。

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メルボルンの中心地から車で15分くらいのところですが…。

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とても閑静な住宅地の一角に、ジムマシーズさんのギター工房がありました。

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ジムマシーズさんは、ギターの修理や調整などをしながら、

ギターを作っています。

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ギター作りには、まず木自体の響きから、材料を選定する必要があると言います。

Sany0547

木の目もとても大切。

きめ細かく揃った木目のものがいいそうです。

「良くない木は、木目に沿って割っただけで、このようなうねりが出てしまうんだ」

と悪い例を見せてくれているところです。

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そして「ギターもピアノと同じ。良いギターは、音の中に倍音が良く聞こえるんだよ。」

と説明しています。

ジムマシューズさんは、リペアもしているため年に5~6本しか

ギターを作っていないそうですが、

だからこそ音にこだわって、最高のギターを作りたいと思っているようです。

Sany0564

ギターの音は、ピアノと同じで、

だんだん音が小さく消えていってしまう減衰音の楽器ですが、

15秒間鳴っているギターというものを追求しているんだとジムマシーズさん。

ちょっと高価なジムマシーズさんのギターですが、

2012年まで予約でいっぱいになってしまっているそうです。

Sany0569

徹底して音を追求するジムマシーズさんでした。

ジムさん「僕も山小屋に住んで、仕事がしたいよ」と言っていました。

山小屋でのギター作りは、職人さんのトレンドなんでしょうかね…!?

ということで、1日がかりで、3人のオーストラリアの素晴らしいギター職人さん

と出会って来たわけですが、

結果的には3人3様、それぞれにまったく違った個性をもつギター職人さん達で

こだわっているところも微妙に違うのですね。

早く、彼らのギターを日本に紹介したいと思います。

まだ日本に上陸していないギターばかりですが、

彼らのギターに興味があるという方、ぜひご連絡下さいね!

2010年3月11日 (木)

オーストラリア移住計画の旅【2日目のミッションその1】、ギター職人、ハンコックとの商談。

1~2年後に暫定ビザ申請がクリアできる可能性が出てきた!

もし暫定ビザの申請が通ったら、次の課題は、現地での会社設立なのだ。

会社設立後、4年間の間に年商20万A$(1A$=85円換算で、1,700万円)を達成しなければならない…。

ということで、今回の最大のミッションは商材探し。

大好きなギターであれば、多少の目利きができるだろうと、いろいろ調べてみたところ、オーストラリアには、優秀なギター職人が数名いることがわかった。

それで、今回は、4人のギター職人に会いに行くことにした。

Sany0056

朝9時に、サウスポートに住むギター職人、ショーンハンコックを訪ねた。

海の見えるなかなか素敵な部屋にショーンハンコックは住んでいた。

壁には、日本の掛け軸や、広重の絵などが飾ってあった。

作業場は、家から1時間ほどのマウントタンボリンにあるそうだ。

ショーンハンコックは、オーストラリア人の能天気なイメージとちょっと違って、やはり物静かな職人気質をもつ感じの人。

学生時代にギターを作り始め、最初につくったギターが、とあるコンクールでデザイン賞を受賞、しばらくブリスベン市内にある博物館に展示されていたとのことだった。

そうしたデザインセンスだけでなく、音もすごくいい!!

アンプから通した音は、生音が繊細に伝わる感じで、とても柔らかいいい音がした。

Sany0054

オーストラリアでは、アーチトップギターを作る人はあまり多くないらしい。

ショーンは、以前、アコースティックギターも作っていたそうだが、

アコースティックギターは、機械で量産してもある程度いいものが作れるので

最近は、アーチトップギターに特化しているとのことだった。

日本には、まだ入ったことのないアーチトップギターの職人魂、見~つけたっ!!

ショーン曰く、「アメリカの高級ギターで同等の品質のものが、ブランドだけで、僕のギターの倍ぐらいの値段が付いてるんだよ!」

確かにギターも、ブランド志向が強いよなあ…。

条件等についても、大まかに打ち合わせが済んで、一応商談成立ってところかな…。

早く、日本のギタリストに、この逸品をお届けできるよう頑張りまーす!

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